2022 第46回日本比較内分泌学会大会及びシンポジウム 東京大会(2022/10/28-30)第3報
第46回日本比較内分泌学会大会及びシンポジウムを東京大学農学部の弥生講堂で開催します。つきましては、大会の概要をお知らせします。
【日程・会場】
日程:2022年10月28日(金)~10月30日(日)
会場:東京大学農学部・弥生講堂(https://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi)(最寄り駅は東京メトロ東大前駅(出口より徒歩1分)、東京メトロ根津駅(出口より徒歩8分)となります)
【宿泊】
大会実行委員会では宿泊の斡旋をしません。各自でご手配ください。
【スケジュール】
【若手企画シンポジウム】10月28日(金)17:10〜19:10
テーマ:「人生のターニングポイント〜研究者としてこれからをどう生きるか?〜」
オーガナイザー:柴田侑毅(基礎生物学研究所)、松原伸(サントリー生命財団)、中城光琴(大阪医科薬科大学)
趣旨:
人生は選択の連続である。進学・就職の選択、研究室・研究テーマの選択、留学の選択、ライフイベントの選択などなど。現在、研究者として活躍する人達は、それぞれの人生の中でどのような選択を繰り返し、今日に至っているのだろうか。本シンポジウムでは、異なるキャリアを歩んできた3名の気鋭の研究者にご登壇いただき、ご自身の研究成果に加えて、研究者として生きることを決めた「ターニングポイント」や、これからを生きる若き・未来の研究者への提言を、ご自身の経験をもとにお話ししていただく。
演者
梶山(平木)十和子(理化学研究所)
中藤学(神奈川県立産業技術総合研究所)
竹田典代(広島大学)
【大会企画シンポジウム】10月29日(土)09:00~11:00
テーマ:「つながりの比較内分泌学」
オーガナイザー:戸張靖子(麻布大学)、大久保範聡(東京大学)
趣旨:
新型コロナウイルスの感染拡大による社会変容は、「我々は独りで生きているわけではない」ことを強く認識させ、社会のつながりや人どうしの絆を強めることとなった。このような背景のもと、本シンポジウムでは、様々な動物種での社会的なつながりや絆に焦点を当て、その形成に関わるホルモンの作用について4名の先生方にご講演いただくこととした。参加者の皆さんにホルモンの作用を比較生物学的に俯瞰してもらうために、昆虫での集団(コロニー)形成から魚類での配偶者選択、鳥類での親子間の絆の形成、ヒトと伴侶動物の間の絆の形成まで、幅広い講演を揃えた。本シンポジウムが、動物どうしのつながりや絆の形成機構についての最新の知見を得る場となるだけでなく、参加者どうしの新たなつながりのきっかけとなれば幸いである。
演者
佐々木謙(玉川大学)
深町昌司(日本女子大学)
本間光一(帝京大学)
永澤美保(麻布大学)
【男女共同参画セミナー】10月29日(土)13:30~14:30
テーマ:「無意識のバイアスを克服するために」
オーガナイザー:岡田令子(静岡大学)、斎藤祐見子(広島大学)、清水宗敬(北海道大学)、松田学(近畿大学)、山口陽子(島根大学)
趣旨:
どのような人であっても全ての人が等しく機会を得られる社会であるのが当然ですが、残念ながら現実はそのようになっていません。機会均等を妨げている要因として、人々が無自覚に備えている「無意識のバイアス」というものがあります。「無意識のバイアス」は幼少期からの教育や進路選択、採用や昇進といった人事、成果発表の機会などさまざまなところに影響していますが、「無意識」であるため自覚することが難しく克服することが困難です。
このセミナーでは「無意識のバイアス」の実態と、それを克服するために何ができるのかをお話ししていただきます。日頃から男女共同参画に関して高い問題意識を持って活動されている方も、ジェンダーによる差別を感じたことがなく男女共同参画の取り組みの意味がいまひとつピンとこない方も、皆様ぜひこのセミナーを聴いてください。また、「自分はそのような偏見はもっていない」、「自分が所属している機関では性差別は解消されていて問題はない」と安心していらっしゃる方もぜひご参加ください。
下記のウェブサイト・動画もご覧ください。
一般社団法人男女共同参画学協会連絡会 無意識のバイアスコーナー
(https://www.djrenrakukai.org/unconsciousbias/index.html)
独立行政法人国立女性教育会館 大学等における無意識のバイアス研修プログラム(https://www.nwec.jp/research/bias_program.html)
演者
大坪久子(日本大学)
裏出令子(京都大学)
【学術企画シンポジウム】10月30日(日)09:00~11:00
テーマ:「内分泌で制御される器官の発生、再生、分化の科学」
オーガナイザー:尾定誠(東北大学)、永田晋治(東京大学)
趣旨:
生物の発生、成長、生殖、再生の過程では、起点となる幹細胞や多能性細胞の分化、増殖、成熟のプロセスが整然と進められています。この精緻なプロセスが多様な制御の下で進められていることで、器官の正常な発達や維持が図られています。そこで本シンポジウムでは、4人の先生方に、精子形成の複雑な発達過程の制御メカニズム、胚発生過程における成長補償の制御や腸の分化・増殖・維持機構についてご講演いただきます。会員の皆さんとこれらの知見を共有することで、生物の器官の発生、再生、分化といった生命現象をより深く理解するだけでなく、その知見の生物産業への応用にもつなげられるのではないかと思います。
演者
酒井則良(国立遺伝学研究所)
木村敦(北海道大学)
亀井宏泰(金沢大学)
高橋俊雄(公益財団法人サントリー生命科学財団)
【若手口頭発表】セッション1:10月28日(金)14:20〜17:00
セッション2:10月29日(土)14:40〜17:20
本大会では、より多くの若手が口頭発表できるように、若手口頭発表セッションを設けます。若手研究者優秀発表賞にエントリーされた方のみが対象になるため、2022年度末日の年齢が35歳以下であることが発表者の要件です。質疑応答を含めて1人当たり15分間、20人分の枠を確保しています。発表希望者が20名を超えた場合には、選考委員会により選考を行います。選考から漏れた方には、ポスター発表に回っていただきます。エントリー方法は下記の若手研究者優秀発表賞の項目をご覧ください。
【ポスター発表】10月29日(土)17:30〜18:50
発表形式については決まり次第、学会ホームページにてお知らせします。
【若手研究者優秀発表賞】
若手口頭発表セッションでの発表者が選考対象となります。応募者が若手口頭発表セッションの枠(20名)を超えた場合には、選考委員会により一次選考を行います。こちらにエントリーされる方は、演題登録票の2ページ目も記入し、同票をアップロードしてください。
【学生優秀ポスター発表賞】
本大会では、若手研究者優秀発表賞に加え、学生優秀ポスター発表賞を設けます。ポスター発表を行う学生全員が選考対象となります。
【演題登録】
演題登録は8月21日(日)に締め切り予定です 8月31日(水)に変更しました。
下記の様式をダウンロードし、クラウドストレージにアップロードしてください。若手口頭発表(若手研究者優秀発表賞)にエントリーされない方は1ページ目のみ、エントリーされる方は2ページ目も記入して提出してください。
<演題登録票>