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神田真司会員(東京大学大気海洋研究所 准教授)が日本学士院学術奨励賞を受賞しました (2026/01/16)

このたび、本学会の東京大学大気海洋研究所准教授、神田真司(かんだ しんじ)会員が、
第22回(令和7年度)日本学士院学術奨励賞を受賞されました。
受賞題目は「魚類を研究対象とした脳下垂体ホルモンの新規制御に関する画期的発見」です。

-----【受賞理由】-----
哺乳動物では、卵を育てるホルモンFSHと排卵させるホルモンLHは、ともに、視床下部から分泌されるホルモンGnRHによって制御されています。そして魚類の内分泌系も同じ脊椎動物である哺乳動物の機構と同一であると、長く考えられてきました。これに対して神田真司氏は、魚類ではGnRHはLHを強く制御しているものの、FSHは別の脳内ホルモンであるFSH-RHにより制御されるという、哺乳類とは異なった制御系があることを明らかにして、FSH-RHの本体がコレシストキニンであることを解明しました。さらに、神田氏は、脳下垂体のホルモン産生細胞が、外からの光の情報を直接受け取って、身体を黒くするホルモンMSHを放出し、紫外線から身を守るという、光が関与する新しい内分泌系の生理機能を発見しました。同氏のこれらの発見は、魚類生理学に新たな分野を打ち立てるものであって、水産業などへの波及効果も大きく、高く評価され、今後の一層の発展が期待されます。
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本学会からも神田会員のご受賞を心よりお祝い申し上げますとともに、今後ますますのご活躍と研究の一層の発展を祈念いたします。

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