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JCSE編の出版物紹介

本比較内分泌学会編集による「ホルモンの生物科学」、「ホルモンの分子生物学」などを発刊。

Handbook of Hormones - Comparative Endocrinology for Basic and Clinical Research - 2nd Edition

Handbook of Hormones 2nd ed.
Copyright © 2021 Elsevier Inc. All rights reserved.

この本について

発行年:    2021
税込価格:   USD 250
eBook ISBN: 9780128206508
出版社:    Elsevier

 「Handbook of Hormones-Comparative Endocrinology for Basic and Clinical Research-2nd Edition」 が、2021年7月にAcademic Press/Elsevierより刊行されました。初版が出版されて以来6年ぶりの改訂です。初版は、42のホルモンファミリー/グループからなる210種類のホルモンの構造と機能に関する必須の情報をまとめたハンドブックとして、世界中の内分泌学に関わる人々に使われてきました。改訂版では、新しく同定された神経ペプチド、サイトカイン、成長因子、アミン、アミノ酸など、4つのホルモンファミリー/グループ、44種類のホルモンを新たに収録すると共に、動物の進化、ホルモンの分子進化に関する概説を掲載し、多種多様なホルモンの類縁関係を理解しやすいようにしました。また、全体を2巻構成にして冊子体もカラー印刷とし、手軽で見やすく必要な情報をすぐに得られるホルモンデータブックとなりました。本書が便利で役立つ座右の書として、多くの内分泌学に関係する皆様の研究にご活用いただけますことを心より願っております。

                       2022年1月1日  
                       安東宏徳・浮穴和義・永田晋治(編集責任者)

 

多様性の内分泌学-ホルモンの統合的理解のために

多様性の内分泌学

この本について

発行年:  2021
税込価格: 6,050円
ISBN:   978-4-621-30639-0
出版社:  丸善出版

 ホルモン遺伝子は、海綿動物から節足動物(旧口動物)や脊椎動物(新口動物)にいたる多様な動物に存在する。内分泌現象の進化は本学会の基本テーマであるが、本学会の元会長による教科書(小林英司著「内分泌現象」1975年、川島誠一郎著「動物のホルモン」1995年)が書かれてから長い時間が経過した。その間に数多くの新しいホルモンや受容体が同定され、多くの新しいホルモン産生組織やホルモン機能が見つかっている。また、ホルモンは血液中に内分泌される生理活性物質と定義されていたが、神経伝達物質を含む種々の傍分泌物質、サイトカイン、成長因子などとホルモンとの境界が研究の進展とともに曖昧になってきた。そこで現在では、ホルモンとは「細胞から細胞へと情報を伝達する液性因子」と定義されるようになった。このような状況のもと、内分泌現象に関わる分子生物学から個体生理学にいたる最新の情報を網羅する教科書が待望されていた。本書では、脊椎動物から無脊椎動物にいたる多様な内分泌現象の最新情報を紹介し、比較内分泌学の面白さと重要性を広く知らせることが試みられている。本書は、医学、薬学、農学、生物学など多くの生命科学分野の学生や大学院生の教科書となるだけではなく、現役の研究者にも便利で役立つ座右の書となることが期待されている。

                       2021年11月1日  
                       竹井祥郎・溝口明(共同執筆責任者)

 

『ホルモンから見た生命現象と進化』シリーズ

『ホルモンから見た生命現象と進化』シリーズ

この本について

全7巻
発行年:  2016〜2017
税込価格: 約2,500〜3,500円
出版社:  裳華房

 生命科学の基礎分野で,ホルモンを中心にすえて生命現象を解説した名著に,ともに裳華房から刊行された「内分泌現象(1975年)」と「動物のホルモン(1995年)」があります。生命現象の本質を突いた内容は現在でもその輝きを失っていません。しかし,時の流れとともに増大する情報に対処しきれなくなっていたことは否めませんでした。時代の要請に応えるために,日本比較内分泌学会では全7巻からなる本を企画し,このほど裳華房から無事完結の運びとなりました。

 教科書として総論を述べた1巻には「序」,そして2巻から7巻までの各論では,それぞれに内容を象徴する漢字一文字「時・継・愛・恒・巡・守」を充てました。全巻を通読して,本シリーズを活用しつつ、比較内分泌学の醍醐味を味わって頂ければ幸いです。


                       2017年5月2日  
                       高橋明義(日本比較内分泌学会会長)

 

Handbook of Hormones - Comparative Endocrinology for Basic and Clinical Research -

Handbook of Hormones
Copyright © 2015 Elsevier Inc. All rights reserved.

この本について

発行年:     2015
税込価格:    USD 150
Print Book ISBN: 9780128010280
eBook ISBN:   9780128010679
出版社:     Elsevier

 「Handbook of Hormones: Comparative Endocrinology for Basic and Clinical Research」 が、2015年8月にAcademic Press/Elsevierより刊行されました。日本比較内分泌学会では、これまで南江堂から「ホルモンハンドブック(1988年)」と「ホルモンハンドブック新訂eBook版(2007年)」を出版し、ホルモン研究の推進に寄与してきました。「ホルモンハンドブック新訂eBook版」の出版からほぼ10年が経ち、その間に新しいホルモンやホルモン受容体が次々に発見されました。また、ホルモンの新しい作用や、ホルモン分子や作用の進化に関わる情報も大幅に増加しました。

 そこで、比較内分泌学の観点から、ホルモンの基礎情報から臨床応用情報まで広範な情報をカバーする、しかもコンパクトなハンドブックをElsevier社から刊行することにしました。さらに、これまで世界の比較内分泌学研究を牽引してきた本学会の力を世界に向けて発信するため、学会員による英語で書かれた本として出版することにしました。本書では、42のホルモンファミリー/グループからなる210種類のホルモンについて、最新の情報がハンドブック本体(冊子体およびeBook)と補足情報(Companion Web Site)にまとめられています。本書が内分泌学に関わる世界中の人々の座右の書となり、ホルモン研究のさらなる発展に大きく貢献するものと信じています。

                       2016年1月1日  
                       竹井祥郎・安東宏徳・筒井和義(編集責任者)

 

ホルモンハンドブック 新訂eBook版

ホルモンハンドブック 新訂eBook版 この本について

発行年:  2007
税込価格: 12,600円
ISBN:   978-4-524-25058-5
出版社:  南江堂

「ホルモンハンドブック 新訂eBook版」日本比較内分泌学会編 が南江堂より本年10月5日に刊行されることになりましたのでご案内いたします。尚、本書は第32回日本比較内分泌学会及びシンポジウム日光大会において展示されます。

 「ホルモンハンドブック」が出版されてからほぼ20年が経過しました。この間のこの学問領域の進展には目を見張るものがあり、ホルモンに関する情報が飛躍的に増大しています。このような研究進展におくれないように、情報量の増大に対応した「ホルモンハンドブック」が必要となりました。2005年に日本比較内分泌学会は設立30周年を迎えましたが、これを機会に「ホルモンハンドブック」に変わる「ホルモンハンドブック 新訂eBook版」を出版することになりました。本書は日本比較内分泌学会が会員の英知を集めて作り上げたものであり、第一線で活躍の気鋭の研究者が執筆し、浦野明央会員が中心となり編集されたものです。

 「ホルモンハンドブック 新訂eBook版」は時代の進展に即した最新の有益な情報を収録した結果、内容は冊子体にすると2,500頁を超えます。そのため、簡便な利用を考えて、本書は冊子体ではなく電子版として出版することになりました。本書が多くの読者の座右の書となり、ホルモン研究の推進に貢献するものと信じています。

 本書の編集に労をとられた編者の方々、筆をとられた著者の方々、出版にご尽力を頂いた南江堂の星野さんをはじめとする皆さま方に感謝いたします。

                   2007年9月18日  
                   筒井和義(日本比較内分泌学会会長),浦野明央(編集責任者)

 

生命をあやつるホルモン

生命をあやつるホルモン

この本について

発行年:  2003
税込価格: 924円
ISBN:   978-4-06-257401-3
出版社:  講談社

 

からだの中からストレスをみる

からだの中からストレスをみる

この本について

発行年:  2000
税込価格: 3,570円
ISBN:   978-4-7622-2952-7
出版社:  学会出版センター

 

『ホルモンの分子生物学』シリーズ

『ホルモンの分子生物学』シリーズ

この本について

全8巻
発行年:  1996〜1998
税込価格: 3,465〜3,780円
出版社:  学会出版センター

 日本比較内分泌学会は,1995年に創設20周年を迎えた,比較的新しい学会であるが,この間,学術集会,シンポジウム,ワークショップの開催,プロシーディングや情報交換誌の発行などの通常の学会活動の他に,比較内分泌学という学際的な分野での研究成果を広く知ってもらう目的で単行本を出版してきた.それらには,『ホルモンの生物科学』シリーズ全10巻(1976〜1992),『内分泌器官のアトラス』(1987),『ホルモンハンドブック』(1988),『ホルモン実験ハンドブック』全3巻(1991)がある.これらの本は水産学,畜産学,薬学,医学,生物学など,幅広い分野の研究者からなっているこの学会自身の役にも立ってきたが,一般読者の好評も博している.

 これに気を良くしたことと,分子生物学的手法を駆使した最近の比較内分泌学の急速な進歩を,専門外の者も鳥瞰できる書物が欲しいという内外の声に応えるために,学会創設20周年の機会に『ホルモンの分子生物学』シリーズ全8巻が企画された.シリーズ編集企画委員,各巻の編集担当者および執筆陣は,第一線で活躍中の新進気鋭の研究者が中心で,この新しい分野の水先案内人を務める.この分野の急速な進展ぶりを考えて,約1年の間に全巻刊行の予定である.

 本シリーズは,ホルモンや受容体,およびそれらの遣伝子発現の分子生物学に焦点を合わせているが,組織・器官形成,発生,成長,ストレス,ホメオスタシスなど主要な生命現象におけるホルモンの役割や作用機構が分子生物学的にどこまでわかっているかをも示す,いわば,この分野の里程標たらんとするものである.

                       1996年夏
                       日本比較内分泌学会会長 川島誠一郎

ホルモン実験ハンドブック

ホルモン実験ハンドブック

この本について

全3巻
発行年:  1991
税込価格: 2,447円
出版社:  学会出版センター

 日本比較内分泌学会は,その活動の一つとして,比較内分泌学に関する本の出版に力を入れてきました.本書は,その現れの一つで『ホルモン実験ハンドブック』シリーズの第l冊です.このシリーズは,日本比較内分泌学会の創立10周年を記念して1985年につくられた記念行事の委員会での議論がもととなっています.本学会の会員の持っている有益な情報を,たくさんの人達に使って戴き,世の中の役に立てて行こうというのが趣旨であり,ひいてはそれが会の発展ともなるという議論がなされました.その結果が,既に講談社から出版された『内分泌器官のアトラス』と南江堂から出版された『ホルモン・ハンドブック』であり,そしていよいよ本シリーズであります.


                       1990年12月15日
                       日本比較内分泌学会会長 石居 進

ホルモンハンドブック

発行年:  1988
税込価格: 8,400円
ISBN:   978-4524239542
出版社:  南江堂

内分泌器官のアトラス

発行年:  1987
税込価格: 19,950円
ISBN:   978-4-06-202090-9
出版社:  講談社

『ホルモンの生物科学』シリーズ

『ホルモンの生物科学』シリーズ

この本について

全10巻
発行年:  1976〜1992
税込価格: 2,940〜4,689円
出版社:  学会出版センター

日本比較内分泌学会は,内外の研究の情勢を考慮して昭和50年に設立されたが,その設立趣意書に,「系統発生学的視野から分子生物学的視野までをも含む広い視野に立った内分泌学研究の促進」と謳っている.このような幅の広い視野をもって研究を遂行するには,生物学,医学,水産学,畜産学などの各分野の研究者の意見の交換,研究の交流を必至とする.

 現在,各分野における内分泌学の研究あるいは応用に関しては必ずしも連携がとれていない.そこで,本会は毎年各分野の研究者が集まるシンポジウムを開催し,general and comparativeな立場で討議し,その内容を「ホルモンの生物科学」シリーズとして刊行することとした.本シリーズを通じて,各分野の研究者に共通の基盤が生まれることを願うとともに,各研究者がこのシリーズを“Endocrinology in thought and action”として捉えられることを期待している.このようにして初めて,共感と驚きをもって他を聞き,喜びをもって自己を語ることができ,そして広い視点にもとづくアイディアが生まれ,新しい研究に駆り立てられるようになるものと思う.

 研究者が裾野の広い基盤の上に立って内分泌現象を眺め,これを研究行動に移して,新しい内分泌学の推進に本シリーズが貢献できれば幸いである.さらに本シリーズを通じて,学生諸君が今日の生物科学の一面を知り,明日を読みとる糧になることを期待している.

 
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